今回は刑務官の拳銃について話してきます。
なぜ拳銃の話をしようと思ったのかと言うと、
「刑務官になったら拳銃を持てるんですか?」
という質問をもらったことがあるからなんですね。
結論から言ってしまうと、
刑務官は拳銃を使えるけど常に携帯はしていないです。
なので刑務官になっても
拳銃を使うようなことは基本的にありません。
じゃあ他に何か武器を持っているのかと言うと、
警備隊など一部の人が警棒を持っていますが、
ほとんどの刑務官は丸腰で勤務しています。
たぶん世界中の刑務所で見ても
けっこう珍しいのかなと思います。
海外では自動小銃を持った看守がいて、
何かあればすぐに撃つような感じですよね。
映画などを見てそんなイメージを持っていると
「丸腰で勤務していて大丈夫なの?」
って思うかもしれません。
ということで、
- いつ拳銃を使うのか
- 他の装備はどうなってるのか
- 刑務官になったら拳銃は撃てるのか
と言った話をしていくので、
楽しんでもらえればと思います。
刑務官が拳銃を使うのは訓練の1回だけ?
刑務官は普段から丸腰で勤務しているので
緊急時には使うことがあるみたいですけど、
拳銃を触ることは基本的にありません。
じゃあ全く拳銃を撃たないのかと言うとそうでもなくて、
初等科集合研修で拳銃を撃つ機会があります。
初等科集合研修というのは、
新拝命の刑務官が一斉に集めれて
約2ヶ月半住み込みでやる研修のことですが、
この中で拳銃を撃つ訓練があります。
“撃つ訓練”と言ってもたった1日だけで、
僕のときは警察の射撃訓練場所を借りて
実弾の射撃訓練をやりました。
まぁ実弾での射撃訓練の前に
訓練用の弾を使って練習もするんですが、
(火薬入りのプラスチック弾)
これがほとんどの刑務官が最初で最後の
拳銃を撃つ機会なのかなと思います。
刑務官が使う拳銃は警察で使ってるような
リボルバータイプの物で弾は5発ですが、
銃弾を落とすと暴発の危険もあるため、
緊張感たっぷりで弾を込めてましたね。
で、銃の撃ち方は警察官が両手でしっかり構えて撃つのに対して、
刑務官はオリンピックの射撃競技のような片手撃ちをします。
これがめちゃくちゃ難しい^^;
反動はそこまでないはずなのに、
的(確か15m先くらい)にほとんど当たりません。
的の端の方にギリギリ当たるくらいで、
ど真ん中に当てることはできませんでした。
(的に1回も当てられない人もいました)
結局ひとり2回くらい(10発ほど)しか撃てないし、
的に満足に当てられないまま訓練も終了になります。
まぁ拳銃を使うことがないからなのかもしれませんが、
これでいいのか?という感じで終わってしまいました^^;
あと、銃声はかなり大きいです。
最初は僕も銃声を遮断するイヤーマフ(ヘッドホンのような物)を
使用するのかと思ったら、何もなしでそのままやりますからね。
ドラマなどで空に向けて撃つシーンもありますが、
実際にあんなことをされたら
みんなびっくりするくらいうるさいと思うので、
イヤーマフなしにはちょっと驚きましたよ。笑
拳銃ではなく催涙スプレーと警棒を使う?
拳銃は各刑務所内にある武器庫に厳重に保管されていて、
僕が勤務しているときに拳銃を見たことはありません。
管理しているのも警備隊の人達で、
武器庫も警備隊のメンバーしか入れなかったので、
武器庫の中すら見たことないんですけどね。
で、普段は丸腰の刑務官も警備隊のメンバーになると、
警棒と催涙スプレーを持つことができます。
まぁ警備隊は武道拝命とかの柔剣道の有段者が多いので、
刑務官の矯正護身術の検定で上級を取ったりしないと
簡単にはなれないかもしれませんが、
警備隊になると非常ベルが鳴ったときは、
真っ先に駆け付けて制圧することになります。
そのときは駆けつけた全員で対処するので
そこまで苦戦することはないんですけど、
中には部屋にある物を武器に使ったり、
刑務官に怪我をさせるくらい暴れる受刑者もいます。
刑務所では受刑者も刑務官も
怪我をしないことが重要なので、
そういった場合に備えて、
警棒と催涙スプレーを所持しているというわけです。
(手錠なども持ってますが)
警棒は伸び縮みする金属製の物で
実際に使ってるのを見たことがありませんが、
催涙スプレーを使ったことは数回見たことがあります。
この催涙スプレーは唐辛子の成分からできていて、
直接顔にかけなくても、近くに噴射しただけで
目と鼻にツンとした強い刺激を与えることができます。
実際にスプレーを訓練で嗅いだことがあるんですけど、
ビニール袋の中に噴射したのを少し嗅いだだけで
むせってしまうほど強力でした^^;
これを何秒も吹きかけられたら
ひとたまりもないなと思うくらい強力なので、
使うときは相手に警告してから使うこと、
連続して使用しないことが決められていました。
実際に部屋の中で暴れ続けている受刑者に使用したときは、
目を開けられなくなって一気に制圧されてましたよ。
それでも年に数回くらいの使用頻度なので、
催涙スプレーもそこまで使う機会はなかったです。
他にも警備隊が使う盾などもありますが、
これも訓練以外での使用はほとんどありませんでした。
・・ということで拳銃の話から
ちょっと深堀してきましたが、
結局のところ今の環境では
非常ベルが最強です。笑
喧嘩だろうがなんだろうが、
何十名も刑務官が駆けつけてきたら
受刑者はどうすることもできませんからね。
もし拳銃が使えたとしても、
公務員特有の許可とか手続きが面倒で、
使いたくてもすぐに使えないのかなと思います。
実際に知り合いの元警察官から聞いた話ですが、
もし発砲したら後々めんどうになるから
ぜったいに撃ちたくなかったそうです。
あとは無くしたりしても大問題だし、
正直、邪魔だったんだとか。笑
まぁ僕も集合研修で撃ってみて
ちょっとビビっちゃったので、
常に身につけたくはないですけどね。
海外の刑務所と違って日本は拳銃がない方が
勤務していて安心なのかもしれません。
それでは!!
今回のまとめ
- 拳銃を常に持っていない
- 勤務しても使うことはない
- 初等科集合研修で必ず1回は撃つ
- 普段は使っても催涙スプレーくらい
最後まで読んでいただき、
ありがとうございました!!
感想、コメント大歓迎です^^
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最後まで読んでいただきありがとうございました。
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