「刑務官になったら全員、
武道訓練をしないといけないの?」
「未経験でもやらなきゃいけないの?」
といった悩みに答えていきます。
僕が刑務官をやっていて
嫌なことはたくさんありましたが、
その一つがこの武道訓練です^^;
僕が勤務していた刑務所では、
刑務官に拝命されると全員が
武道訓練というものをやっていました。
ということで今回の記事では、
刑務官がやらなければいけない
武道訓練について解説していきます^^
新拝命は全員ほぼ毎日強制参加だった
経験者も未経験者も関係なく
新拝命の全員が剣道か柔道を
仕事の後や休みの日にやることになります。
そしてこれが結構キツイ。泣
ほんとは、刑務官の武道訓練は強制参加ではなく、
あくまでも自主的に稽古に参加する形になっています。
でも、僕が勤務していた刑務所では、
「毎月2回以上は必ず参加する」
という決まりがありました。
武道訓練に参加する回数は、
そのときの所長の考え方で変わるので、
勤務する刑務所によってバラバラです。
僕の所も最終的には最低2回になりましたが、
所長が変わる前は月に4回でした。
最初は月に4回って聞くと
そこまで大変でもないような気がしましたが、
やってみるとかなりめんどくさいです…。
しかも新拝命の人は、
日勤でも夜勤明けの非番の日でも、
この回数に関係なく毎日のように
武道訓練に参加することになります^^;
ただでさえ1日立ち仕事で疲れているのに、
すぐ帰れないのは苦痛でしかないですね。泣
武道訓練は何時までやってるの?
武道訓練をやる時間は、
仕事が終わった後の18時~20時の間でやるので、
だいたい1時間半~2時間くらいです。
これは武道の大会が近かったり、
そのときに参加している人数で練習時間が変わります。
ただ新拝命は練習が終わっても
すぐに帰ることができません。
道場の掃除などの後片付けをして、
最後に武道館の鍵を閉めなきゃいけないので、
先輩が全員帰るまで自分も帰ることができません…。
たまにずっと雑談しているときもあるので、
帰るのが21時過ぎることもありましたね^^;
家が官舎で近いのはわかりますが、
「お前ら早く帰れ!」って言いたくなります 笑
そんな地獄の武道訓練はだいたい30歳くらいで引退となります。
毎日のように通わないといけないのは
拝命して最初の1年だけで、
僕も2年目の途中からは徐々に回数を減らしました。
ただ武道拝命の人は引退するまで毎日のように訓練が続くし、
柔道なら武道拝命の人でも30歳くらいで引退してますが、
剣道だと定年ギリギリまで続けている人もたくさんいるので大変です。
剣道で武道拝命の同期はほんとに後悔してましたね^^;
剣道と柔道なら柔道がオススメな理由
武道訓練は剣道か柔道を選ぶ必要があります。
最初にどちらかに決めたらずっとそれをやる感じです。
僕は柔道経験者だったので、
(雑魚です 笑)
そのまま柔道にしましたが、
最初にどちらでも好きな方を選ぶことができます。
でも僕の同期は1人以外は、
全員が柔道を選んでいましたね。
僕もどちらか選ぶなら柔道が良いと思いますが、
その理由は「剣道の防具よりも柔道着の方がずっと安いから」です。
まず、剣道でも柔道でも身につけるものは、
基本的には自分で買ってすべて揃える必要があります。
(施設によっては借りることもできる)
柔道着なら1万~3万円くらいで買うことができますが、
剣道だと防具一式と竹刀すべて買うと8万~15万円くらいします。
(僕の同期は8万円の防具を買っていました)
これを最初に買わなければいけないので、
剣道を選ぶと柔道よりもずっとお金がかかります。
これは自分で買っても良いと思いますが、
僕の刑務所では武道の担当の方がいて、
拝命してすぐのときにサイズを測って
お店に注文まですべてやってくれましたね^^
矯正護身術について
あと柔道を選んだ方が良い理由の一つが、
柔道着は矯正護身術という訓練の試験でも使うからです。
矯正護身術はどんなものかと、
刑務官が受刑者から身を守るために学ぶ護身術のことで、
武道訓練と違ってこちらは全員必ず覚えるもので試験もあります。
もし剣道を選んだ場合は試験のときに柔道着が必要になるので、
持ってない人は借りるか買うかしなければいけないですからね。
だから特にこだわりがなければ柔道を選んだ方が良いと思います。
ちなみに、試験の内容は初級、中級、上級とありますが、
初級は初等科研修という刑務官の新人研修で必ず取得して、
(落ちたら再試験があって受かるまでやらされる)
その後に中級までは全員が取ることになります。
ただこの矯正護身術は型しかやらないので、
間接決めたり、警棒の使い方なども学びますが、
基本的に実践ではまず役に立ちません^^;
(時間の無駄です)
練習は月に2回ほど全体でやりますが、
夜勤のときは非番の日に夜勤班みんなでやります。
まあ武道訓練に比べれば普段の練習自体は楽ですが、
試験のときだけ型を覚えるのがちょっと大変です。
少し話は逸れましたが、
剣道と柔道なら柔道を選んだ方が良い理由でした。
刑務官の武道訓練は辛いし休みもつぶれるしで最悪ですが、
定年までずっと続ける必要はないことだけが救いですね^^;
そういえば、武道訓練に参加すると
数百円の手当がもらえました。
やる気でますよね?笑
PS.
刑務官も公務員なので
残業もほぼ0で定時で帰れる
と思っている人は多いみたいです。
・・・が、実際はそうでもないです。
平日も非番(夜勤明けの日)や休みの日も
武道訓練や職場の飲み会に強制参加で
自由な時間もお金も無くなっていきます。
あと刑務所の事務所勤務の人達の多くは
毎日サービス残業をしていました^^;
「公務員なのにサービス残業?」
って思うかもしれませんが、
受刑者の医療費が莫大な金額だったらしく
残業代を削減しないといけなかったそうです。
公務員は予算が決められているので
残業代のカットは普通にありましたね。
しかも2~3時間の残業は普通で、
遅い人だと22~23時まで頑張っていたり、
休日出勤している人もいました。
これは幹部職員になっても一緒です。
なので、毎日定時上がりで
休日もゆっくりしたいと思って
刑務官になるとがっかりするはずです。
というか、これは他の公務員でも一緒で、
例えば僕の知り合いの県職員の人は
21~23時までの残業がほぼ毎日だそうです。
(残業代もほとんどないとのこと)
もちろん勤務する部署によって変わりますが、
公務員になればみんな毎日定時で帰れる
ということはほぼありません。
公務員はストレスを抱えている人が多いですが、
こういった休みの少ない環境も影響しています。
これから刑務官(公務員)を目指すときは
もしかしたら毎日残業になるかもしれない
ということも忘れないでくださいね。
それでは!!
今回のまとめ
- 未経験者でも剣道か柔道をやらされる
- 新拝命と武道拝命はほぼ強制参加
- 迷ったら柔道を選んだ方が良い
- 柔道着は矯正護身術でも使う
最後まで読んでいただき、
ありがとうございました!!
感想、コメント大歓迎です^^
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僕は公務員を辞めて個人で起業し、
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興味があればぜひ読んでみてくださいね。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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