今回は刑務所で行われている
刑務作業と工場ついて話していきたいと思います。
基本的に刑務所に入ると受刑者は
刑務所内の工場で働くことになります。
(禁固刑などの例外もいますが)
僕がいた刑務所では20種類以上の工場があって、
刑務所の全員が同じ作業をしているわけではありません。
金属加工や木工用品を作る工場もあれば、
受刑者や刑務官の食事を作ったり、
掃除、洗濯をする工場もあります。
僕もいろんな工場で勤務して、
「この工場は大変そう」
「ここは空調があって快適だなぁ」
とかいろいろ見てきましたが、
刑務官もどこの工場で勤務するのかで
仕事の大変さも変わってくるのかなと思います。
ということで、
- 仕事中の雰囲気
- 工場での仕事内容
- 大変な工場はどれか
- 刑務所にどんな工場があるのか
- どうやって工場を決めているのか
- etc…
こんな内容を語っていくので、
ぜひ楽しんでいってくださいね。
刑務所では毎日こんな仕事をしている!?
まずは工場の種類から簡単に説明してきますが、
各刑務所の工場には種類があって、
大きく一般工場と経理工場に分かれています。
- 金属→金属加工や溶接など
- 木工→机などの家具を作る
- 革工→財布や靴などを作る
- 洋裁→ミシンなどを使って服を作る(刑務官の制服も)
- 印刷→伝票、チラシ、名刺などを作る
- etc…
- 炊場→受刑者の食事を作る
- 官炊→刑務官の食事を作る(食堂)
- 洗濯→受刑者の下着や服を洗濯する
- 内装→刑務所内の掃除をする
- 営繕→刑務所で使う物品の作成や設備の修理
- 図書→官本(貸出本)や購入した本の管理
- etc…
すごいざっくりですが、
こんな感じになっています。
で、一般工場よりも経理工場で
働く方が難しいと言われていて、
やっぱり優秀で真面目な受刑者が多いですね。
基本的に一般工場だと、一度作業をはじめたら
休憩までその場を動くことはほぼないんですが、
例えば、内装工場は刑務所内の掃除メインなので、
受刑者がある程度自由に動くことができます。
さらに、炊場工場だと包丁を扱うし、
営繕工場だとドリルやスコップなどの
凶器になりそうなものを扱います。
だから、普段から態度が悪く喧嘩っ早い受刑者を
経理工場に行かせることはまずないということです。
(少なくとも僕の刑務所ではいませんでした)
やはり、突然暴れだしたら危険ですからね。。
まぁ、あまりにも態度が悪くて
すぐ暴れるような受刑者は隔離されて
一般工場にも出しませんけどね^^;
一応、刑務所内のどの工場で働くかは、
分類教育というところで決めているんですが、
面談したり簡単な国語数学などのテストをしています。
ここで受刑者の性格とか基礎学力などから
どの工場で働くのかを決めているというわけです。
あとは元大工だったら営繕工場に行きやすいとか、
調理の経験があれば炊場工場に行きやすいとかは
あるみたいですけどね。
一般工場よりも経理工場の方がラクってほんと?
態度良好の優秀な受刑者が多い経理工場ですが、
仕事がラクなのかと言われると一概には言えません。
例えば、図書工場はパソコンを使った本の管理がメインなので、
座り仕事で体力も必要ないですし、パソコンを使うために
工場に空調もあってかなり快適な環境だと思います。
あとは営繕工場も刑務所の修繕が主な仕事ですが、
普段は大きな仕事はほとんどない印象で、
ずっと工場内で畳を直したりしていましたね。
(イベント前や季節の変わり目などは忙しそうでしたが)
営繕工場に空調はありませんが、
作業で工場内を割と自由に移動できるので、
ずっと座っていて動けないということもありません。
一方で、炊場工場になるとかなりきついと思います。
たぶん刑務所の中で1番過酷な工場なのかな、と。
(あくまで僕が見た感じですが)
まず朝は朝食を作るために5時起きと早いですし、
(他の工場よりも1時間くらい早起き)
1000人~2000人規模の食事を1日3回作らなければいけません。
例えば、その日の献立がカレーとかだったら、
お風呂よりも大きな業務用の鍋(釜?)に具材を入れて、
両手持ちの大きなヘラでずっとかき混ぜるわけです。
あとは大量のお湯を沸かしてお茶を作って
各工場まで人力で運ぶ仕事とかもあります。
熱いし、重いし、時間もないしで
みんなへとへとになって作業をしていましたね。
こんな感じで炊場に来ると
常に汗まみれで毎日働くことになるので
全員痩せてて腹筋バキバキでしたよ。
(イイ男になれます笑)
まぁその代わり毎日お風呂に入れたり、
延長食でほんの少し多く食べることもできますけどね。
・・そういえば、
刑務所で毎年運動会をやるんですが、
炊場工場はやっぱり強かったです。
みんな走るのも早いし、
綱引きなんて炊場が圧勝でしたよ。笑
刑務所では毎日は30分しか運動できませんが、
炊場は半日以上筋トレしてる感じかなと思います。
とまぁこんな感じで、経理工場は
どの工場になるかで大変さも変わってくるので、
経理工場だからラクということはないですね。
一般工場は受刑者も刑務官も暇だって!?
経理工場に比べれば、一般工場の方が
どこでも平均的な忙しさなのかなと思います。
一般工場は基本的に決められた場所から動くことなく、
ただひたすら手元を見て作業しているので、
もし何か用があればその場で手を上げて
担当から許可をもらうようになっています。
(経理工場とか他の工場でも一緒ですが)
こんな感じで、動けるのは休憩時間くらいですが、
常に動き回っている炊場や内装工場に比べたら
体力的にもラクに感じるんじゃないかと思います。
あとは座ってやるか立ってやるかの違いとか、
室内なのか外なのかとかの違いはありますが、
基本的に担当も受刑者もあまり動かない印象です。
だから工場担当もちょっと暇そうでしたけどね。笑
だって作業準備も号令かければ受刑者が勝手にやるし、
もし作業材料が無くなっても運ぶ受刑者がいるし、
作業で作った完成品を検査する係もちゃんといます。
だから、ほんとに暇なときは午前中に日誌を書いたら
あとは時間ごとの号令くらいしかやることがないそうです。
僕も交代で勤務したときに、
「何もないからボーっとしてて」
って言われたことが何度もあります。笑
勤務していて1番大変なのはどの工場?
さて、最後に僕が勤務していて
1番大変だった工場を発表します。笑
木工とか金属工場は機械の音がうるさくて
担当の指示が聞こえなくて怒られたりとか、
洗濯工場の乾燥機の熱が
熱すぎて気持ち悪くなったりとか
いろいろありましたが、
1番大変だったのは、
断トツで内装工場です。
これは何でかというと、
刑務所内をとにかく歩き回るからです。
受刑者も時間がないので
早歩きでいろんなところに行くんですが、
それにずっとついていくのはかなり疲れます。
で、僕は夜勤だったので
日中は夕方まで内装工場で歩きまくって、
そこから夜勤でまた巡回が続くと足の裏が
ズキズキして家に帰ってからも痛かったです。
ディズニーランドにいくと
毎回足がパンパンになってたんですが、
あんなもんじゃなかったですよ。笑
もちろん1回25分ほどの休憩もありますが、
これは現場からの移動時間とかもすべて入っているので、
実際にイスに座れるのは10分ちょっとでした。
この休憩が4回あるわけですが、
まったく足の疲れが取れるわけもなく、
足の痛み耐えながら勤務してましたね。
足が痛すぎて何度も整体に通ったのが懐かしいです。笑
ということで刑務所の仕事について話してきました。
記事を書きながら
「やっぱり刑務所なんかで働きたくない」
と強く思いましたね。笑
今回はさすがにすべての工場だと数が多すぎたので
かなりざっくりと紹介させていただきましたが、
少しでも雰囲気が伝わったのなら嬉しいです。
また個別で工場の話をするかもしれないので、
楽しみにしておいてくださいね。
それでは!!
今回のまとめ
- 一般工場と経理工場がある
- 経理工場は優秀な受刑者が選ばれる
- 分類教育でどの工場に行くか決める
- 経理工場だからラクというわけでもない
- 勤務していて1番大変だったのは内装工場
最後まで読んでいただき、
ありがとうございました!!
感想、コメント大歓迎です^^
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最後まで読んでいただきありがとうございました。
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