今回は刑務所の医療について
話していきたいと思いますが、
普段からどんなに健康に気を使っていても、
体調を崩してしまうことってありますよね。
普通だったら医者に診てもらったり、
薬を飲んだりすると思いますが、
刑務所でもそれは一緒です。
でも、
「無料で診察してもらえるの?最高じゃん!」
と思ったら大間違いです。笑
刑務所の医療はほんとに最低限だけで、
何でもかんでもしてくれるわけではありません。
(当たり前ですが)
ただ、命にかかわる場合などに
高額な手術をするのも事実ですけどね。
ということで、
- どんな時に診察してもらえるのか?
- 薬はいつでももらえるのか?
- 刑務所に医者っているの?
- 手術は刑務所でやるのか?
- etc…
などなどいろいろ話していくので、
最後まで楽しんでもらえればと思います。
刑務所で診察を受けるのは簡単ではない?
ではまず、
どうやったら医務で診察を受けられるのか?
について話していきます。
簡単に説明すると、
- 工場で担当に願い事をする
- 担当から診察の許可をもらう
- 後日、医務診察
だいたいはこの流れです。
まず具合が悪いと感じたら
工場で担当に申し出て診察の許可をもらいます。
受刑者は工場に行くと”願い事”と言って
用があるときに申し出ることができるんですが、
このときに具合が悪いことを伝えます。
申し出る内容も、
- 寒気がする
- 熱っぽい
- 頭が痛い
- 顔が乾燥して痛い
- 歯が痛い
- お腹が痛い
- 便秘で困っている
- etc…
このようにさまざまです。
で、ほとんどの場合は申し出たときに、
検温することになるんですが、
例えば「風邪っぽいな」と思っても
検温して38℃以上なければ、
「様子見ろ」でだいたい終了です。笑
歯が痛いとか肌荒れとかの場合は違いますが、
基本的に38℃以上というのが
診察するかしないかの基準でしたね。
(全国で一緒かはわかりません)
まぁ、そのときの担当によっても変わるので、
絶対に38℃超えないとだめだという人もいれば
37.8℃とかでも医務に連絡する人もいます。
(連絡する人の方が多かったですけどね)
だから願い事をしたとしても
必ず診察を受けれるわけでもありません。
刑務所では医療に使う予算も決まってますし、
症状が軽い場合は先送りにされることもあります。
あとは仮病防止という意味もあるんでしょうけどね。
ちなみに、医務課で働く職員は夕方帰るので、
夜に具合が悪くなった場合はそのときの夜勤班が対応します。
軽症なら検温して常備薬をその場で渡して、
次の日に担当に引き継ぐという感じですが、
あまりに症状がひどい場合は、
夜中でも医務課の職員に来てもらったり、
救急車を呼ぶこともありましたね。
急病でなければ治療がいつになるかわからない?
刑務所にも医者がいるんですが、
僕のところはちょうど不在で、
(全国的にも医師不足らしい)
外部のお医者さんが決められた日に
刑務所にやってきて診察をしていました。
だから、専門的な歯科治療とかは
毎週見てもらえるわけじゃないので、
「申し出てからどれだけかかるんだよ…」
と、受刑者達もきっと思っているでしょう。笑
一応、医務課で働く刑務官は
准看護師の資格を持っているので、
風邪とかの簡単な診察や治療は
その人達がやってましたけどね。
とまぁこんな感じなので、
担当から医務診察の許可が下りたとしても
急病でなければすぐに見てもらうことはできません。
ギャグみたいな話ですが、
診察を受ける前に治ってしまう
受刑者もいましたからね。笑
あと、ちょっと余談ですが、
准看護師の資格は
刑務所で取ることができます。
刑務官になると
准看護師になりたい人の募集があって、
それに応募して許可をもらえれば、
医療刑務所で数年勤務しながら
准看護師の資格を取ることができます。
働いて給料をもらいながら
資格も取れるのはいいですよね。
僕も医務課に憧れて考えましたが、
昔から血を見ると気持ち悪くなってしまう
体質なのできっぱり諦めましたが。笑
高額な手術を無料で受けられるって?
刑務所ではいつでもすぐに
治療を受けられるわけではありませんが、
例えば、手術が必要な大きな病気になったときは、
外部の病院に入院して手術を受けることもあります。
あまり詳しくは覚えてませんが、
僕のときも動悸がすごい受刑者がいて、
病院で検査したら心臓の手術が必要とのことで、
入院して手術を受けることになったんですが、
無保険なので数百万かかったみたいです。。
手術を受けるかどうかは本人の意思なので、
本人が受けたいと言ったら受けることができますが、
これももちろん刑務所の予算(税金)で払ってます。
担当してくれたお医者さんも、
「これって税金なんですよね…?」
とちょっと微妙な表情を浮かべてましたが^^;
で、僕が働いていたときは年に2回くらい
大きな手術があって予算がなくなったらしく、
職員の残業代カットがすぐ始まりました。
具体的には夜勤の手当以外はほぼカットということで、
日勤の職員はみんなサービス残業で働いていました。
仕事が終わらなくて毎日23時過ぎまで働いている人、
休日出勤までして頑張っている人もみんな残業代ゼロ。
こんな感じで公務員であっても
サービス残業なんて普通にありますからね。
「でも、たまたま手術があったからでしょ?」
って思うかもしれませんが、
そもそも20時すぎないと
残業申請してはいけない空気でしたし、
きちんと書いたとしても、
手書きなので修正されまくりでしたけどね^^;
(庶務の人に聞いたので間違いないです)
これが公務員の実態です。笑
入院のときは病院に受刑者と看守が泊まる?
で、もし入院になった場合は、
受刑者は病院の個室で生活することになります。
もちろん、刑務所と一緒の扱いなので、
私語禁止でテレビも運動もありませんけどね。
食事時間は病院に合わせますが、
消灯時間も刑務所と一緒です。
僕も何度か病院勤務をしたことがありますが、
とりあえずめちゃくちゃ暇です。笑
だって巡回もなければ食事の準備もないし、
ちょっと動静報告するくらいでほぼ座っているだけ。
シーンとした部屋の中に看守が数名と受刑者ひとりが
無言でずーっといるわけです。
勤務が終わるまでとにかく長くて苦痛でしたよ。
楽しみと言えば休憩時間にコンビニに行ったり、
病院の食堂とか、近くにお店があれば
外で食べられることくらいでしたね。
刑務所で働いてると
勤務が終わるまで外出できないので、
昼休みに外に出れるのは病院勤務くらいです。
ちなみに受刑者は病院の服に着替えてますが、
きちんと手錠をしていてベッドで寝ていて、
看守は数名が私服で勤務してます。
だからぱっと見は刑務所の人間だとは
わからないようになっているので、
もしからしたら病院に行ったときに
受刑者と会ってるかもしれませんね。
・・ということでいろいろ語ってきましたが、
刑務所に入ったら医療は受けることはできるけど、
誰でも簡単に受けることはできないのが現実です。
「刑務所に入ったら医療費がタダだ~」
みたいに思っていると後悔するでしょう。笑
そもそもいつ見てもらえるかもわからないし、
渡される薬もほんとに最低限のものです。
例えば、
- ケガをした
- 乾燥して痛い
- 全身がかゆい
- 痔になった
- etc…
これ、全部ワセリンです。
(オロナインのところもあるみたいですが)
あとは風邪の症状のときはアスピリンで、
その他は下剤と眠剤くらいしかなかったと思います。
もちろんワセリンがダメとかそういう話ではないですが、
薬局に行くと症状に合った薬がたくさんありますよね。
だから、いつでも病院に行けて、
すぐ薬を買える生活の方が良いに決まってますし、
「お金がないから刑務所で面倒を見てもらおう」
みたいな甘い考えは絶対にやめた方がいいです。
刑務所は楽園じゃなくて地獄ですからね。
それでは!!
今回のまとめ
- 無料で診察を受けられる
- 刑務所は医師不足で不在のところも
- 誰でもすぐに診察してもらえいない
- 薬も最低限のみ
- 高額な手術をすることもある
最後まで読んでいただき、
ありがとうございました!!
感想、コメント大歓迎です^^
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最後まで読んでいただきありがとうございました。
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