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僕は刑務官として3年間
刑務所に勤務していました。
自分が働いてみると
それまでのイメージと
だいぶ違う仕事内容でした。
この記事では、
実際に僕が体験した、
仕事の内容、勤務時間、
大変か?楽か?
といった話を
当時を思い出しながら
僕の本音を書いていきますね^^
刑務官の仕事ってなにやってんの?
刑務官の仕事って、
まず日勤と夜勤があって、
新拝命は夜勤から始まります。
(新拝命→新入社員のこと)
夜勤といっても実際には
24時間勤務の昼夜間勤務です。
仕事時間は
日勤で朝7時出勤だと
夕方5時までで、
早出とか残業で少し前後します。
夜勤は24時間勤務なので、
朝8時から次の日の朝8時
みたいな感じです。
日勤の仕事をやってから、
そのまま夜勤に入ります。
刑務所は4週8休なので、
日勤者はほぼカレンダー通りの
勤務体制ですが、
夜勤者はカレンダー通りではないです。
夜勤は
「夜勤→非番→休み→日勤」
か
「夜勤→非番→日勤→休み」
のどちらかで4日に1回の
ペースで夜勤があります。
非番は朝帰れるので、
“非番→休み”だと
人によってはちょっとした
2連休みたいに感じるかもしれません。
(僕はそうでもなかったですが)
日勤の仕事は
受刑者の世話以外にも、
庶務とか会計などの
事務的な仕事もありますが、
最初はみんな処遇という
受刑者の対応メインの
ところで働くことになります。
僕も最後まで処遇以外で
働いたことはありません。
処遇の仕事は
大まかにいえば
受刑者の指導と更生です。
ただ実際は、
ほとんど立って見ているだけ
の単純労働でした。笑
工場とかで勤務していても
暴れたりする人間は
ほぼいないです^^
そもそもすぐに暴れるような
受刑者は工場に出さないで、
居室の中で簡単な作業とかを
やったりしてます。
でもそういう人って
受刑者全体の2割もいるかなぁ?
くらいの人数でしたね。
工場に出ている受刑者は
工場での流れとか居室内での
生活をだいたいわかっているので、
特に指導することもありません。
(もちろんゼロではないですが)
日勤では工場や運動中の様子を、
夜勤では居室内の様子を
ただ眺めているだけです。
刑務官の一番の仕事は
受刑者をちゃんと見ること
ですからね!
もちろん工場とかで
号令かけたり一日の流れを
覚えたりはしますが、
基本見てるだけですよ。笑
もし喧嘩など
何かあったときは
非常ベルを押します。
非常ベルが鳴ったら
現場まで全力疾走で
職員が駆けつけます。
現場では駆けつけた職員
全員で対応するので、
当事者以外はそこまで
大変ではなかったですね。
(当事者は報告書作成とかがある)
これが一日数回くらい。
と、ここまで
だいぶサラッと書きましたが、
拝命されてからの仕事は
ほとんどこれの繰り返しでしたね。
新しい仕事を覚えるのは
最初は結構大変でしたが…
まぁ、つまらない仕事です^^;
辛い?刑務官の仕事の本音
ここまで読むと、
楽そうに見えるかもしれませんが、
そうでもないんですよ?^^;
まずは刑務官の休憩ですけど、
刑務官の休憩ってだいたい
2時間に1回のペースで
1回30分の休憩を1日4回です。
これは日勤ですが、
夜勤中もほぼ同じペースです。
(仮眠時間は別にあります)
実際、この休憩時間だと
結構忙しいんですよね。
1回30分の休憩って、
移動時間とか上司への無駄な
報告とかの時間も入っています。
(異常ありませんでしたーー!とか)
だから実際は15分くらいしか
椅子に座れないです。
この時間で昼食とかトイレとか
全て済ませなきゃいけないんですよね^^;
そんな時に非常ベルが鳴ったりしたら
もう終わりです。笑
当たり前ですが
現場ではずっと立ちっぱなし。
トイレも我慢するしかないし、
もちろん水も飲めません。
しかも空調もないので、
(あるところも若干ある)
夏も冬もほぼ外にいるのと
同じような環境で立ち続けます。
もう足がパンパンで
足の裏もずっとズキズキして、
おまけに腰も痛い^^;
僕は足の痛みに慣れるまで
半年以上かかりましたね。
最悪ですよ…
ちなみに夜勤のときは
4時間ほどの仮眠時間がありますが、
実際に寝れるのは1~2時間くらいです。
他の時間は何してるのかというと
軽く食べたり、風呂にも入りますが、
だいたいは先輩の無駄話を聞かされてます^^;
年上の人の話はいつまでも終わらことが多く、
とっとと寝たかったのに…って思ってました。
さらに休みの日とか
早く帰れる日勤の日は
夕方からの武道訓練という
柔道か剣道に付き合わされます。
もちろん最初は全員強制で、
僕も休みの日は半分以上出てましたね。
そしてこれがまたきつい。
仕事でヘトヘトからの練習は
精神的にも大ダメージでした。
しかもたま~に
試合までありますからね。泣
まぁ1年我慢したら
少しはサボれるようになりましたが^^;
刑務官ってほんとに
仕事の休憩時間とか休日中も
ゆっくり休めないんですよね。
おまけに非常登庁というのもあって
休みの日に突然呼び出されます。
頻度はかなり少ないですが、
休みの日も油断できない
ところもストレスでしたね。
これは一応、
班で分けられているんですが、
忙しいときは関係ありません。
僕も夜中に電話がきたことがありますけど、
当分休みも戻ってきませんし、もう最悪です。
あと基本的に公務員は
災害時に対応しなければいけないので、
例えば、震度4以上の地震が発生したら
夜中だろうが家族がいようが関係なく
現場に駆け付けなければいけません。
これも大変でしたね。
そして刑務官は、
この仕事内容にプラスして、
上司のパワハラが1年中続きます。笑
ほんとに理不尽すぎて、
受刑者の方がまともに見えてきます^^;
(実際、まじめな受刑者は多い)
もうね、やりがいとか責任感とか
そういうのは何もなくなります。
というか働いている人は
ほぼ全員やる気なしですよ。
(2人だけまじめな上司がいた)
飲み会とかいたるところで、
上司も先輩も後輩もみんな
愚痴ってますからね。
ええ、
こんな職場はとっとと辞めましょう。笑
刑務官を辞めていま思うこと
僕が公務員を目指したときも
いろんなサイトを見ていました。
僕は当時26歳で
挑戦できる公務員も限られているなか、
30歳まで挑戦できること、
初級レベルの試験しかないこと、
「他の公務員よりもなるのが簡単だ」
という話もネットで知ったことから
刑務官という仕事に興味を持ちました。
僕もブログでは
刑務官のはやめた方がいい
という記事を書いてますが、
実は僕が刑務官を目指したときも
同じような意見はたくさんあったんですよね。
でもそのときは、
「公務員になれれば何でもいい」
「公務員は安定していて勝ち組だ」
という気持ちが強かったので、
そういった意見を全部無視して
僕は刑務官になりました。
でもネットでの意見は本当で、
当然、刑務官になったことを後悔したし、
職場のみんなも辞めたがっていました。
それに僕の同期もたった2年で
半分以上が辞めてしまったし、
関東では新拝命が半年ほどで
全員辞めてしまう施設もあるそうです。
たとえ公務員だとしても
刑務官はこういう仕事です。
だから、もしいま「安定」だけを求めて
刑務官を目指しているのだとしたら
やめた方がいいです。
というかこれは他の公務員でも一緒ですけどね。
僕の予備校の同期は
県職員、税務署、消防といますが、
みんな大変すぎて後悔してましたからね^^;
なのでもし「安定」を目指すのであれば、
就職とは違う”別の収入源”を持った方がいいです。
「自分で稼ぐスキルを身につけよう」
ってことなんですけど、
給料以外の収入源がひとつもないと
何かあれば収入が0になってしまいます。
これは公務員でも一緒で、
国の制度が変わることで
すぐ公務員の待遇に影響しますからね。
退職金だけみても、ここ数年で
400~500万円減っています。
いま20代の人は定年まで
あと40年以上も働くことになりますし、
これからは人生100年時代と言われてるので、
いつまでも国の制度だけに頼るのは危険です。
だからこそ、
今のうちから稼ぎ方を学んでおくことが
本当の安定につながることになります。
公務員試験に合格するためには1,000時間以上の
学習が必要だと言われていますが、
僕は2,000時間以上勉強してきたし、
それだけあったら自分で稼ぐことは十分可能です。
実際に僕もビジネスを学んで物販に挑戦して
2ヶ月目で25万円稼げるようになりました。
なので安定だけで公務員を目指したいるときは
一度、真剣に考えてみてほしいと思います。
僕もずっと公務員は楽だと思っていたし、
自分で稼ぐなんて無理だと思っていました。
でもそれは自分の勝手なイメージだったことが
どちらも経験した今はよくわかります。
何でもそうですが、
イメージだけで判断することなく、
しっかりとリサーチして納得してから
判断するようにしてくださいね。
3年間も苦しんだ僕と
同じ失敗をしないでほしいと思います。
それでは!
今回のまとめ
- 刑務官の仕事は日勤と夜勤がある
- 最初は夜勤からはじまる
- 休憩や休みが少なくて辛い
- 1日中ずっと立ち仕事が多い
- やりがいはない
- 安定だけを求めると後悔する
最後まで読んでいただき、
ありがとうございました!!
感想、コメント大歓迎です^^
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僕は公務員を辞めて個人で起業し、
1年以内に物販で月商177万円を稼ぐことができました。
いまでは人間関係のストレスから解放され、
仕事をするときも、遊ぶときも、休むときも、
誰からも命令されず自分で決めることができます。
もちろん自分で稼ぐのは初めての挑戦で、
特別な才能や人脈に恵まれていたわけでもありません。
昔から自分に自信が無くて、
勉強でもスポーツでも恋愛でも、
何をやっても上手くいかない人間でした。
「このままじゃ終われない!」と
本気で取り組んで公務員になってからも
職場のストレスで精神を病んでしまい、
どうせ頑張っても幸せになれない…と人生諦めていました。
そんな僕が人生を楽しめるようになったのは、
"雇われずに自分で稼ぐ生き方"を知ったからです。
「ビジネス」と聞くと
僕も最初は難しそうに思いました。
でも、可能性を信じて少し真面目に取り組んだところ、
本当に自分でも稼げるようになって驚きました。
僕が学んだことは、
システム化の手順、戦略と戦術を立てる方法、
税金の知識、資金0からでも一人で起業する方法など、
学校では教わらないことばかりです。
僕はこれまでの経験から、
きちんと学び、正しく実践すれば、
誰でも起業で成功できると確信しています。
そしてビジネスを学ぶことで、
昔の僕のように仕事のストレスで毎日苦しんでいる人が
一人でも少なくなってほしいと思うんですよね。
自分に合った生き方ができれば、
一人一人が人生を楽しめるようになるし、
世の中はもっと明るくなると信じています。
そういった理念から、
僕がビジネスの世界に飛び込むきっかけになった
ある無料動画の話を一つの記事としてまとめてみました。
僕が見たのはたった21分の動画でしたが、
公務員が一番だと思っていた僕の生き方を
ガラッと変えるほどのインパクトがありました。
この記事では僕の公務員時代の苦労話や当時の思い、
公務員のこれからについてちょっとした未来予測的な話も
しているので、楽しんでもらえたらなと思います。
→安定と言われている公務員を辞めて起業するまでのストーリーを読んでみる
興味があればぜひ読んでみてくださいね。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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そして少しでも多くの人の助けになれば幸いです。
めっちゃ面白い。もっと暴露してください。
まさん、はじめまして!
ブログ訪問&記事を読んでいただいてありがとうございます!
面白いと言っていただいてうれしいです^^
刑務官の記事は最近あまり書いていなかったので、
これから少しずつ追加していきますねー!
いちおう守秘義務があるので、
そこだけ気を付けて書くようにします!笑
コメントありがとうございましたー!!
今、15歳で刑務官になりたいと思っていたけどもう少し考え直してみようと思います。
鳥鳥バードさん、初めまして^^
コメントありがとうございます!
僕は”公務員だから”という理由だけで決めてしまったので、
ゆっくり考えてみるのは良いことだと思いますよ^^
応援しています!!
私も公務員だからで、、、酷い目に合いました、、、
甘くはないですね。
これから受験される方はネット等で情報を集めて本当にやりたい仕事かどうかよく考えてから行動されると良いと思います。