「刑務官になって良かったことってある?」
ってたまーに友達から聞かれることがあります。
結論から言うと
「ない」です。笑
まあ、堀の中の生活を見れるとか
裁判員裁判を特等席で見れる
とかはありますけどね。
・・ただ、ありがたいことに
“刑務官をこれから目指す人達”も
このブログを読んでくれているんですよね。
もしかしたら、
刑務官が天職で受刑者から慕われる
“いいオヤジ”になる人が
このブログから出てくるかもしれません!
だから、少しくらいは
良いことも書きたいなぁ、、
と思ったわけです。
(公務員なんて辞めようぜ!とか言っちゃってますが…)
でも、「夜勤あるから給料がいいです!」
とか言ってもみんな知ってると思うので、
僕が体験したことを話していこうかなぁと。
ということで、今回は珍しく
刑務官の仕事で面白かった体験や
メリットを書いてみたいと思います。
刑務官になって面白かった体験ってあるの?
まず人によってはメリットじゃないかなと思うのは
仕事中に「笑顔がいらない」ってことです。
例えば、民間企業だったら仕事でお客さんと会ったり、
ほかの会社の人と会う機会がありますよね。
でも、なかには苦手な人とか、
合わないとかもいると思います。
「第一印象が大事だ」とよく言いますし、
たとえ愛想笑いでもニコニコしないといけませんよね。
でも刑務官は受刑者の相手メインですし
そもそも”笑顔禁止”です。
だから、無理に笑うことはないので
刑務官になったときはラクに感じました。
それに仕事中に
もし面白い出来事があっても
絶対に笑ってはいけません。
年末の「笑ってはいけない○○」
みたいな感じ(?)ですね。
そういえば、
ある受刑者を二人っきりで指導しているときに
突然、ブーっとおならしたのはやばかったですね。
「あれ、わざとだったのかな?」
って今も思います。
まあいいや。笑
あと笑顔禁止にプラスして、
怖い顔をして立会しないといけません。
睨みつけるわけではないですが、
みんな無表情で怖そうなオーラを放っています。
やっぱり刑務所ですから
楽しい雰囲気じゃダメなんです。
僕も刑務官を目指したときは
「ちょっと楽しそう♪」
とか考えてましたが、
そんなわけないんですよね。
もし看守がみんな笑顔で
“夢の国”みたいな刑務所だったら
やばいですよね。
まあ、刑務官をやっていると
ずっと暗い雰囲気で働くことになるので
自然と”怖い顔”になりますが。笑
やっぱり受刑者とか
ほかの刑務官の表情が
うつってくるんですよ。
これは、もともと人間が持っている性質で
周りの感情とか表情が無意識にうつるんですよね。
例えば、赤ちゃんを見ていると
ハッピーな気持ちになったりしますが、
それと一緒です。
ちなみに、刑務官を辞めて2年も経つのに
いまだに気を抜くと無表情になってしまうという^^;
(第一印象悪そう)
なので、もし刑務官になったら
“素敵な笑顔”を忘れないようにしてください^^
雑誌・本を無料で読める?
刑務官の仕事の中に
受刑者の物品検査があるんですが、
これもちょっとだけ面白かったです。
(こんな仕事あるの?って意味で)
例えば、受刑者がなにか問題を起こしたら
調査のために持ち物を全部チェックするし、
差し入れされる本なども
すべて刑務官が確認するんですよね。
変なものを隠していないか、
なにか違反はないかをチェックしてます。
で、そのときに本や雑誌は
1ページずつめくって確認するので
サラッとですがいろいろ見れます。
料理、筋トレ、車・バイク、
漫画、週刊誌、歴史、写真集、
エ○本、風俗・キャバクラ雑誌など
ほとんどのジャンルが見れます。
僕もずっと知らなかったんですが
刑務所は「エ〇本」OKです。
なのでかなりの数が
差し入れで入ってきますね。
業界を支えているのは
刑務所なんじゃないか?と
思ったりするほどです。
ただ、あまりにも
“過激な表現”のものは入りませんけどね。
(想像にお任せします)
で、たまーにあるんですが、
差出人がその人の”お母さん”だったりすると
何とも言えない気持ちになります^^;
昔、友達にこの話をしたら
「エ〇本読む仕事なんていいなぁ!」
なんて冗談を言われましたが
ぜんぜん楽しくないですからね。
まあ、なかには写真集とかア〇ルト系のみを
率先して検査する猛者もいましたが^^;
最初に僕が検査する本と
自分が検査する本を勝手に
分けたりするんですよね。
で、僕には辞書とか文学作品ばかり検査させて
自分はひたすら楽しんでいるという・・・
「〇〇ちゃん(芸能人)、かわいいな~」
とか言ってましたからね^^;
もうね、とんでもない看守(おっさん)ですよ。笑
あと、風俗とかキャバクラの紹介雑誌は
無料なのでかなりの数が一気に
ドカッと刑務所に送られてきます。
そのため、たまに同じ本を
100冊以上も検査するときがあるんですよ。
100冊とか連続で見てみてください。
興味がなくても
お店の名前も勝手に覚えるし
キャバ嬢のこともばっちり覚えます。
刑務官は夜のお店が好きな人
が多かったんですが、
これの影響もあるのかなぁ、と。
ちなみに僕は行ってませんよ!
(自分で言うと嘘くさい)
こんな感じで、
たまに仕事で雑誌を見れるのは
少しラッキーかなって思いますね。
刑務官は拳銃を撃てるって?
あと、面白い体験と言えば、
実は刑務官になると拳銃を撃てます。
本物を撃った感想を先に言うと
「マジで怖かった!」です。笑
でも、もともとミリタリーは少し興味があったので
実際に撃てたのはいい経験でしたね。
ミリタリーに興味を持ったのは
僕がまだ幼稚園に通っていたころで、
家にあったシュワルツェネッガーの映画を見て
すごく影響されたんですよね。
「ゴリラ」っていう映画なんですが、
(たぶん誰も知らない)
マッチョマンがマシンガンで
マフィアの悪い奴らを撃ちまくるわけですよ。
もうありえないくらいに強くてラストの
一人でマフィアのアジトを壊滅させるシーンは
巻き戻して何度も見ていました。
完全に
戦隊モノ<<<<<シュワルツェネッガー
です。笑
「筋肉」「マシンガン」「革ジャン」
「葉巻」「バイク」「美女」
に憧れた少年時代でしたね。
そういえば、みんながモー娘。に夢中のときに
僕はブリトニースピアーズに夢中でした。
(うん。どうでもいい)
それが中学生のころに見た
戦争映画”プライベートライアン”で、
「いやいやいや、MG42(機関銃)怖すぎだろ!」
と衝撃を受けて「マシンガン=怖い」に変わりました。
見た人はわかると思いますが、
あのノルマンディー上陸作戦の映像はヤバいですよね。
「戦争は絶対ダメだー!!」ってなります。
ほんとに、
「シュワちゃんのはコメディ映画だったのか!!」
と思うくらいに怖かったんですよ。
毎日ちょっとずつ
布団かぶりながら見てましたからね。笑
(一週間かかった)
そんな感じでしたが、
ミリタリーに興味は残っていたので、
刑務官になって実際に拳銃を撃つ
経験ができたのはよかったですね。
とはいっても、
初等科研修(=新人研修)以外で
撃つことはありませんけどね。
刑務官は普段は丸腰なので
拳銃は武器庫で保管してますし、
一度も拳銃を見たことはありません。
なので、初等科研修の射撃訓練で
撃つのが最初で最後かなぁと思います。
訓練では警察が使っているような
リボルバー式の拳銃を使うんですが、
撃ってみると音がデカくて本気でビビりました^^;
ドラマとかで威嚇で空に向けて撃つシーンがありますが、
あれ目の前でやられたらみんな腰を抜かすんじゃないかと。
たぶん新人刑務官の中で
一番ビビっていたと思います。笑
ほんとに一発撃ったら手に汗がびっしょりで
二度と触りたくないと思いましたね。
ちなみに海外旅行でハワイとかに行くと
射撃場があるので、興味があるときは
チャレンジしてみてください。
もちろん僕は怖くてやりませんでしたが。笑
ということで刑務官になって
経験できた面白かったことを
書いてみました。
・・が、ぜんぜん刑務官の良さを
伝えられないという^^;
ただ、個人的にはこうやってブログのネタ
になってるのが一番良かったことですね。
刑務官として過ごした3年間は
辛いことの方が多かったし、
結局辞めたので無駄な時間だったなぁ
と最初は思ってました。
でもほんとにありがたいことに、
僕の刑務官のときの記事を読んで、
「おもしろい」と言ってくれる方が
いらっしゃるんですよね。
いや~、ほんとに嬉しいですよ。
僕の経験も少しは役に立つんだなぁ、と。
それにもし刑務官になっていなかったら
いまだに公務員を夢見ていたと思うし、
ぜったいに起業なんて考えなかったはずです。
もちろんこうやってブログを書くこともなかったし、
物販に興味をもって自分で稼ぐこともなかったです。
だから、失敗とか無駄な経験なんて
一つもないと思ったし、
どんどんやりたいことにチャレンジして、
いろんな経験を積んだほうがお得だなぁと。
やっぱり経験が多ければ多いほど
頭を使う機会も増えて、
それだけ自分も成長できますからね。
これからもチャンスがあれば
どんどん挑戦していきたいですね。
ということで、
だいぶ話が逸れてきたので
そろそろ終わりにします。笑
まあ、この記事を読んで少しでも
刑務官に興味をもってもらえたらと思います。
(ちょっと厳しそう^^;)
それでは!!
今回のまとめ
- 刑務官は笑ってはいけない
- 検査でいろんな本を見ることができる
- 初等科研修で拳銃訓練がある
最後まで読んでいただき、
ありがとうございました!!
感想、コメント大歓迎です^^
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僕は公務員を辞めて個人で起業し、
1年以内に物販で月商177万円を稼ぐことができました。
いまでは人間関係のストレスから解放され、
仕事をするときも、遊ぶときも、休むときも、
誰からも命令されず自分で決めることができます。
もちろん自分で稼ぐのは初めての挑戦で、
特別な才能や人脈に恵まれていたわけでもありません。
昔から自分に自信が無くて、
勉強でもスポーツでも恋愛でも、
何をやっても上手くいかない人間でした。
「このままじゃ終われない!」と
本気で取り組んで公務員になってからも
職場のストレスで精神を病んでしまい、
どうせ頑張っても幸せになれない…と人生諦めていました。
そんな僕が人生を楽しめるようになったのは、
"雇われずに自分で稼ぐ生き方"を知ったからです。
「ビジネス」と聞くと
僕も最初は難しそうに思いました。
でも、可能性を信じて少し真面目に取り組んだところ、
本当に自分でも稼げるようになって驚きました。
僕が学んだことは、
システム化の手順、戦略と戦術を立てる方法、
税金の知識、資金0からでも一人で起業する方法など、
学校では教わらないことばかりです。
僕はこれまでの経験から、
きちんと学び、正しく実践すれば、
誰でも起業で成功できると確信しています。
そしてビジネスを学ぶことで、
昔の僕のように仕事のストレスで毎日苦しんでいる人が
一人でも少なくなってほしいと思うんですよね。
自分に合った生き方ができれば、
一人一人が人生を楽しめるようになるし、
世の中はもっと明るくなると信じています。
そういった理念から、
僕がビジネスの世界に飛び込むきっかけになった
ある無料動画の話を一つの記事としてまとめてみました。
僕が見たのはたった21分の動画でしたが、
公務員が一番だと思っていた僕の生き方を
ガラッと変えるほどのインパクトがありました。
この記事では僕の公務員時代の苦労話や当時の思い、
公務員のこれからについてちょっとした未来予測的な話も
しているので、楽しんでもらえたらなと思います。
→安定と言われている公務員を辞めて起業するまでのストーリーを読んでみる
興味があればぜひ読んでみてくださいね。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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