今回は刑務所の洗濯工場の話をしていきます。
刑務所って規模によりますけど、
だいたい1000~2000人くらいの
受刑者が収容されていて、
その受刑者ひとりひとりに
下着、靴下、舎房着などが配布されています。
(購入する人もいますが)
これらの洗濯はどうしているのかというと、
外部の業者に頼んだりするのではなく、
刑務所内にある洗濯工場で洗濯しています。
刑務所には食事を作る炊場工場、
刑務所内を掃除する内掃工場などの、
受刑者が生活するために必要な作業をする
経理工場というものがあるんですが、
洗濯工場もそのひとつで、
洗濯の他にもボタンを付けたりする
裁縫などの作業も行っています。
ということで、
- 洗濯は毎日するのか
- どうやって回収(返納)するのか
- 工場内の様子
- 刑務官の勤務内容
などを話していくので
ぜひ楽しんでいってくださいね。
集めたの洗濯物を1日で部屋に返す洗濯工場はどんな感じ?
まず受刑者が自分で洗える物はほとんどなく、
基本的にすべて洗濯工場で洗います。
なので勝手に居室の洗面台で洗ったりすると
不正洗濯になって罰則の対象になってしまいますが、
よくあるのがタオルを部屋で洗ってしまうことです。
受刑者が入浴のときに使うタオルがあるんですが、
タオルを洗っていいのは入浴時間内だけで、
あとから部屋で洗うことは禁止されています。
これは主に節水のためなんですけど、
刑務所って年間だいたい200~300万くらいの
水代がかかっているみたいなんですよね。
(規模によって変わりますが)
だから少しでも使用量を減らすために
居室でじゃぶじゃぶ水を使わせないように
しているわけなんですよ。
一応、入浴場でタオルを洗うときも
洗面器にお湯を溜めてから洗うようにさせたり、
シャワーを出しすぎたら注意はしていますけどね。
たぶんタオルは部屋に干しているので
生乾きの臭いが嫌でやってしまうのかな?
とは思いますが…^^;
洗濯工場に出せるものは決まっている?
洗濯工場に出せるものは曜日ごとに決まっていて、
毎日なんでも洗濯に出せるわけではありません。
例えばシャツやパンツなどの下着類は
2日に1回ですけど、シーツや枕カバーは
週に1回と出せる曜日が決まっていました。
で、毎日大量の洗濯物が出るわけですが、
これをどうやって管理しているのかというと、
各居室にある洗濯ネットを使っています。
洗濯ネットに居室の番号が書いてあって、
洗い終わったら番号を見て部屋に返すという
けっこうシンプルなやり方です。
あと工場着など、各工場から
洗濯に出す場合もありますけどね。
ちなにみ、洗濯に出してだめなものを
どうせバレないだろうと思って出してしまうと、
これも不正洗濯になってしまいます。
下着の日とかに一緒にタオルやハンカチを
入れてしまう受刑者がたまにいるんですが、
まぁ、バレますね。笑
高齢でやってしまう受刑者もいましたが、
工場の衛生係と洗濯工場でもチェックするので、
すぐにわかってしまいます。
朝出したら夕方帰ってくるスピード作業?
朝に洗濯工場に集められた洗濯物は
午後には各居室に戻るようになっています。
工場で入浴が一番早いところだと
15時くらいには居室に戻るので、
それまでには終わらせる感じですね。
洗濯工場には大型の業務用洗濯機と
乾燥機が何台もあって、そこで洗濯から
乾燥までスピーディーにやっています。
僕の所だと工場内に畳のスペースがあって、
そこに乾燥機から出した洗濯ネットを出して
返すときのために部屋番号ごとに並べているんですが、
この分ける作業がちょっと大変そうでした。
数が合わなくて何度も数え直すこともありますし、
数を管理している受刑者(チェック係)も
少しイライラしているのが分かりました。
ちなみに、このチェックしている受刑者は
高学歴のかなり頭がいい人でしたが、
作業でミスしたことも一度もなく仕事も早いので
普通に僕よりも優秀だと思います。笑
彼は詐欺罪で刑務所に来てしましましたが、
(詳しくは言えませんが)
もともとはかなり稼いでいる
超優秀なビジネスマンだったみたいですけどね。
あと洗濯工場では洗濯以外に
裁縫などの作業もやっているんですが、
ミシン(針)やハサミを使ったりもするので、
態度の良い受刑者がその作業をやっていました。
まぁ洗濯工場に来た時点で態度は良いんですけど、
洗濯工場にも殺人犯などの凶悪犯もいて、
そういう受刑者は洗濯作業がメインで
裁縫を任されてる人はいませんでしたね。
洗濯工場で勤務するとかなり疲れるって?
そんな洗濯工場ですが、
刑務官がここで勤務するとちょっと大変です。
まず暑い。笑
大きな乾燥機をガンガン回してるので、
その熱で工場全体がかなり暑くなります。
夏はいるだけで汗だくになりますし、
外は気温が高いはずなのに、
工場の外に出るだけで涼しく感じます。
あとは洗濯機、乾燥機、換気扇、ミシンなど
いろんな音が混ざってうるさいです。
パチンコ屋ほどではありませんが、
近づかないと声が聞こえないほどで、
たまに幹部が巡回にくるんですが、
いつ来たかわからなくて
ドキッとしたことがあります。笑
で、工場担当だと工場から動きませんが、
副担当として勤務すると洗濯物の運搬を
立会するのでかなり歩くことになるんですよね。
(刑務所内をひとりで行動させてはいけない)
まぁこれはどの経理工場で勤務しても同じなんですけど、
1番歩くのは内掃工場で2番目は洗濯工場だと思います。
どのくらい歩くのかというと、
ちょっと大きめの学校の構内を
端から端まで何度も往復するような感じです。
刑務所ではほぼすべて人力での作業なので、
洗濯物を運ぶときも大きなカートに載せて運びますし、
エレベーターがある所でも
乗せていいのは洗濯物だけで、
受刑者と看守は階段で登ることになります。
これを朝と午後で工場と何往復もして、
さらに時間がないのでけっこう早歩きです。
受刑者から「運搬お願いします」って
頼まれたら付いていく感じなんですけど、
たまに年上の刑務官で、
「もう行くの?」とか「もっとゆっくり歩け」
とか言ってる人もいて、
受刑者も大変だなぁと思って見てましたね^^;
洗濯物にクレームが来ることもある!?
クリーニング屋でもお客さんから
「服が汚れて返ってきたから弁償しろ」
と、クレームが来てしまうこともあるみたいですが、
刑務所でもこういったことがたまにあります。
まぁ受刑者からこんな汚れてなかったとか
縮んだとか言われても調べようがないので、
余程じゃない限り相手にしないですけどね。
ただ実際は1000人以上の服を洗っていますし、
洗剤の量も最低限で漂白剤も使わないので
少し色がついてしまうことはあると思います。
支給される下着も真っ白の奇麗なものではありませんし、
私物として買った下着も洗濯工場に出すしかないので
徐々に色移りするのはしょうがないのかなと思いますけどね。
あと居室が移動になったり共同室だったりすると、
違う人の洗濯物が届いてしまうミスもありますけど、
そういうときは受刑者から言ってきますし、
下着や服のすべてに自分の番号を書かせているので、
「だれかのパンツを気付かずにずっと履いていた…」
なんてこともまずありませんね。
どうしても人がやっているので多少のミスはありますが、
ほとんどないと考えてもらっていいかなと思います。
ということで洗濯工場について話してきました。
僕は洗濯物からする柔軟剤の香りが好きなんですが、
刑務所だと柔軟剤や洗剤のいい香りがすることはありません。
あと1000人以上の服と一緒に洗うことになるので
家族と洗うのも抵抗がある僕にはけっこう辛いですね。笑
それでは!!
今回のまとめ
- 受刑者の衣類は洗濯工場で洗う
- 毎日出せるものが決まっている(土日祝は休み)
- 歩いて洗濯物をうんぱんする
- 工場内は暑くてうるさい
- クレームが来ることもある
最後まで読んでいただき、
ありがとうございました!!
感想、コメント大歓迎です^^
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