この章では、
頑張って転職してもなにも変わらなかった、
刑務官時代について書いていきます。
「雇われているうちは本当の幸せはないんだなぁ…」
ということに気づく刑務官人生でした。
囚われてるのはどっち?刑務所はまさに地獄だった。
刑務官に拝命した初日から僕はビビりました^^;
まず制服に着替えてすぐに、
警備隊のおっかなそうなおっさんがやってきて、
新人の身だしなみチェックがはじまります。
頭のてっぺんから爪先まで舐めるように見られるし、
しかもなぜかすごーく睨んできます^^;
毎年、新人刑務官を怖がらせてるらしい。笑
それが終わると、
別の人が刑務所の中を案内してくれました。
笑顔のない独特の雰囲気で、
みんな怖い顔して働いています。
まぁ刑務所が楽しい所なわけないですよね。笑
それに刑務官はほんとに癖の強い人しかいません^^;
- 「キミも公務員になったから、もう頑張らなくていいね」←採用担当だった人
- 「できそう?無理なら早く辞めろよ?俺も忙しいんだ」←同じ人に4回言われた
- 「おめぇ、歳いくつ?」→「へぇ~、わけぇな!しっかりやれよ」←僕の一歳上
- 「やる気だすな。テキトーにやれ。」←それなりに偉い上司
なにここ?苦笑
そして職場の人間現関係はほんとに大変です。
たまにいる反抗的な受刑者の対応も大変でしたが、
正直、理不尽な上司の対応に比べれば楽なもんです^^;
ひどい上司だと意味不明に睨まれたり、
質問しただけで怒り出す人もいましたからね。
初等科研修は最悪だった
拝命してしばらくすると、
初等科研修という約二ヶ月くらいの新人研修があるんですが、
そのときも教官が理不尽すぎて意味不明でした。笑
年上だったせいか全体のリーダーに指名された僕は、
見せしめのように毎日必ず怒られます^^;
- ○○が朝寝坊した
- ○○が教科書忘れた
- ○○の成績が悪い
- ○○が二日酔いだ
- etc…
こんなのばっかりでほんと呆れました^^;
そしてその都度、
「お前がみんなを指導しないから悪いんだ!」
「まとめないお前が全部悪い!わかってるのか?」
と、こんな感じで毎日3回くらい。笑
もう完全にめんどくさくなってましたね。
研修最終日に急に優しくなった教官と話したら、
怒られる僕を見て周りがちゃんとやると思っていたらしい…。
まぁ全く効果なしでしたが。苦笑
初等科研修は楽しいという人が多いですが、
僕は自動車整備士のとき以上の精神的ダメージでしたね。
ここまでの数ヶ月、
一人で悩み続けて不眠症にもなりましたね。
体力的にも精神的にも辛い毎日
そして初等科研修が終わるとすぐ夜勤が始まります。
日中は理不尽な上司や先輩から
怒鳴られないようにビクビクしながら勤務して、
夜は壁のボタンを押しながら朝まで歩き続けます。
(仮眠あります)
そしてこの壁のボタンは、
何分かに一回のペースで押さないといけないんですけど、
これを押し忘れるとものすごーく怒られます。
はっきり言って、
夜勤で一番大事な仕事は、
「壁のボタンを忘れずに押し続けること」
です!笑
ほんとは受刑者の逃走とか、
自殺防止のための巡回なんですけどね^^;
こんな仕事が毎日なので、
やりがいなんて感じられるわけがありません。
それに一日中立っていることが多いのでけっこう疲れます。
足と腰のズキズキした痛みは、
休みの日でも取れることはありませんでしたね。
しかもせっかく日勤で早く帰れる日や休みの日も、
夜に武道訓練というものに付き合わされることになります^^;
(若干のお金は出る)
ただでさえ疲れているのにさらに追い込まれます^^;
しかも帰れるのは先輩が全員帰った後です…。
しばらくは家に帰ったらすぐ寝るだけの生活が続きましたね。
毎日の楽しみは食事くらいでしょうか?
こんな勤務状態でも、
もともと給料に期待して公務員になったので、
辛いのは今だけだと自分に言い聞かせて頑張っていました。
でも、2年ほど続けても
この環境に慣れることはありません。
そのころには日々たまっていく仕事のストレスで
ネガティブなことしか考えられなくなっていました。
「毎日何のために生きているんだろう…」
「このまま我慢してこの仕事をあと30年以上やらなきゃいけないのか…」
「いつ帰れるんだ?受刑者だってちゃんと定時で仕事が終わるのに…」
このときすでに給料だけでは
続けていく気力もほとんど残っていませんでした。
さらにプライベートでも最悪なことが起きます。
3年間付き合って
もうすぐ結婚しそうだった彼女と
大喧嘩して急に別れてしまいました^^;
いや~、
仕事もプライベートも最悪な状態でしたね。笑
公務員は勝ち組じゃない?
「もしかしたら刑務官だから辛いのでは?」
そう思った僕は、
公務員についてインターネットで
いろいろと調べたこともあります。
すると、ほかの公務員も一緒で、
僕と同じように大変な思いをしていることがわかりました。
むしろ夜勤のお金が出る刑務官はまだマシな方です^^;
「公務員はどこでも一緒か…」
もう一度転職することを考えたときもあります。
でも「公務員=勝ち組」という考えが残っていた僕は、
「これが一番幸せな生き方なんだ!」
と自分に言い聞かせながら仕事を続けていました。
辞めたいけど辞めれない…。
自分でもどうしたらいいかわからない状態が続き、
だんだんと精神的におかしくなっていきました。
そして最後は「自殺」まで考えるように…。
あの時はほんとに危険な状態だったと思いますね。
「起業」という自由な世界を知った
そんなある日、
いつものようにボーっと転職先を探していた時に、
公務員を辞めて起業した人のブログを見つけました。
そして記事の中で、
「起業して自分で稼ぐ」
という生き方を知ることになります。
最初は興味本位で眺めているだけでしたが、
その人は公務員を辞めて起業して、
毎日好きなことをしながら生活していました。
自分のやりたい仕事だけやって、
仕事のあとは家族との時間を大切にする。
平日だろうと曜日に関係なく遊びに行ける。
休みたいときに休む。
面倒な人間関係からも解放され、
時間もお金も自由に使えるストレスフリーな生活。
こんな生き方をしている人を知って、
僕は最高にうらやましいと思いました。
だって今まで就職する生き方しか知らないですからね。
でもどんなに憧れても、
起業するなんて難しそうだし、
自分にはできっこないと思いました。
だから安定している公務員を我慢して続けるしかないという気持ちです。
そんなときに、
「国の財政難で自治体が破綻し公務員の安定は終わる」
という驚きの記事を見つけます。
僕も最初は、
「まさか?!そんなわけないでしょ!」
「公務員は一生安泰のはず!」
と信じられませんでした。
でもその方は仕事中に自分で気づき、
公務員を続けていくことが怖くなって辞めたそうです。
もう自分で稼がないと生きていけなくなる…と。
刑務所を辞めることを決める
そしてその記事を読んだ僕は、
「いつか安定が終わるなら、もうやるしかない!」
「どうせ働くなら好きなことをしたい!」
という気持ちになっていました。
そこでまずは起業のやり方を知るために、
すぐにこの方のメルマガに登録して情報を集めることに。
そしてそのメールの中で紹介されていた、
無料のビジネス動画を見てまた衝撃を受けます。
「ビジネスの仕組みってすごい!」
「経営者ってこういう考え方してたのか!」
最初に見たときは、
もうすごすぎて意味不明でしたね。笑
でも今まで自分で稼ぐイメージができなかったのが、
これなら自分でも出来そう!と思えるようになってました。
もともと刑務官を辞めたいと強く思っていたし、
精神的にも限界だった僕はここで起業することを決意します。
「今まで死ぬほど悩んでたんだし、
自由になれるならなんでも挑戦してやる!」
という感じで迷いはありませんでしたね。
結局、教材を見て興奮しっぱなしの僕は、
2週間後には会社に辞めることを伝えていました。笑
このときはまだ少し勉強しただけで
まだ1円も稼いでいません^^;
でも絶対にできるという根拠のない自信と、
刑務所で働きながらではもう無理だと判断して辞めることに。
ほんとに限界で職場のストレスと時間の拘束から、
1秒でも早く解放されたかったんですよね^^;
そして僕は公務員という安定の檻から脱獄し、
起業の世界に入ることになります。
脱獄から一年。思い切って起業してみて思うこと。
僕はずっと、
「雇われる生き方」
しか知りませんでした。
だから起業の世界は自分とは無関係で、
まさか自分で稼ぐなんて考えたこともありませんでした。
- 数千万円くらいの大量の資金が必要
- 高学歴のエリートじゃなきゃいけない
- 特別な人脈や才能が必要
- 立派なビルに事務所がある
- etc…
でも実際には、起業の勉強をしてしまえば、
あとは割と簡単に仕事を始められることがわかりました。
例えば、僕が最初にやってみた物販も、
(商品を仕入れてAmazonなどで売る)
パソコンなどの初期投資は必要ですが、
そこまで大量の資金がなくてもいいし、
人を雇わなくても始めることができます。
僕は店舗仕入れメインでしたが、
ネット仕入れなら全部自宅で仕事ができます。
それに決まった時間に通勤する必要も、
理不尽でうるさい上司もいません。
毎日の予定をすべて自分で決めて良いんです!
もちろん大変なこともあるし、
上手くいかなくて悩むことだってあります。
でも公務員のときみたいに、
毎日生きてるのが辛いと思うこともないし、
考え方も、ものすごくポジティブになりました。
だから今は起業して良かったと思っています^^
最後に僕が言いたいのは、
「きちんと学べばあなたも起業できるし、
公務員なんか辞めたってなんともないですよ!!」
ってことです^^
このブログでは、
毎日仕事のストレスで悩んでいる人に向けて、
役に立つ考え方や起業に関する情報を書いています。
もちろんあなたが今の生活に満足しているのなら、
無理に起業を勧めたりはしません。
会社員でも幸せならそれでいいんです^^
でもそうじゃなくて、昔の僕みたいに、
「現状を変えたいけどどうしたらいいのかわからない」
という悩みを解決するきっかけになれば嬉しいです^^
ということで、ここまで長くなりましたが、
最後まで読んでいただきありがとうございました!
僕のプロフィールは以上です^^
~終わり~
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僕は公務員を辞めて個人で起業し、
1年以内に物販で月商177万円を稼ぐことができました。
いまでは人間関係のストレスから解放され、
仕事をするときも、遊ぶときも、休むときも、
誰からも命令されず自分で決めることができます。
もちろん自分で稼ぐのは初めての挑戦で、
特別な才能や人脈に恵まれていたわけでもありません。
昔から自分に自信が無くて、
勉強でもスポーツでも恋愛でも、
何をやっても上手くいかない人間でした。
「このままじゃ終われない!」と
本気で取り組んで公務員になってからも
職場のストレスで精神を病んでしまい、
どうせ頑張っても幸せになれない…と人生諦めていました。
そんな僕が人生を楽しめるようになったのは、
"雇われずに自分で稼ぐ生き方"を知ったからです。
「ビジネス」と聞くと
僕も最初は難しそうに思いました。
でも、可能性を信じて少し真面目に取り組んだところ、
本当に自分でも稼げるようになって驚きました。
僕が学んだことは、
システム化の手順、戦略と戦術を立てる方法、
税金の知識、資金0からでも一人で起業する方法など、
学校では教わらないことばかりです。
僕はこれまでの経験から、
きちんと学び、正しく実践すれば、
誰でも起業で成功できると確信しています。
そしてビジネスを学ぶことで、
昔の僕のように仕事のストレスで毎日苦しんでいる人が
一人でも少なくなってほしいと思うんですよね。
自分に合った生き方ができれば、
一人一人が人生を楽しめるようになるし、
世の中はもっと明るくなると信じています。
そういった理念から、
僕がビジネスの世界に飛び込むきっかけになった
ある無料動画の話を一つの記事としてまとめてみました。
僕が見たのはたった21分の動画でしたが、
公務員が一番だと思っていた僕の生き方を
ガラッと変えるほどのインパクトがありました。
この記事では僕の公務員時代の苦労話や当時の思い、
公務員のこれからについてちょっとした未来予測的な話も
しているので、楽しんでもらえたらなと思います。
→安定と言われている公務員を辞めて起業するまでのストーリーを読んでみる
興味があればぜひ読んでみてくださいね。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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